平成15年5月に開店した新しい店だが、既に多くの常連客を持つ人気店である。
店名のとおり、カウンターのイスは樽。木を多く使った和風のきれいな店内には小上がりもあって、女性や家族連れでも気軽に入れる雰囲気だ。
店主おすすめの味噌ラーメンは、中華鍋でひき肉、玉ねぎ、もやしを炒めて、 そこにスープと味噌を入れていくという札幌風。麺も黄色い多加水の中太麺で相性抜群である。
茹で上がった麺を丼に入れると、まず麺にここの味の決め手であるえび油をかけ、 そこに熱々のスープと具、そして上にチャーシュー、メンマ、刻みネギが載って完成だ。ちなみにバラ肉を使ったチャーシューは、 何とオーダーが入ってから切り分け、バーナーで炙ったもの。ここは全てが熱々なのである。
目の前に運ばれてきたラーメンは表面がえび油で覆われ、湯気がほとんど出ていない。スープを口に入れると何ともいえないえびの香りが広がり、 様々な食材を合わせ熟成させた甘味のある味噌とピリッとした唐辛子の辛味など複雑な味が広がる。この味は店主のオリジナルでここでしか味わえない。表面を覆う油のおかげで最後まで熱々なのもうれしい。
醤油ラーメンはというと、かつおとにぼしで作った油が表面を覆っている。 味噌ラーメンとはうって変わって、魚ぶし系の香りが広がる。麺はスープに合わせて細めのストレートを使っており、まったく違う味を楽しめる。 こちらも味噌ラーメンと同様、中華鍋で温めて出されるので最後まで熱々だ。
どのメニューも工夫が凝らされていて、しかも一つ一つの仕事が非常に丁寧。魚介系の香りが好きな人には特におすすめのラーメン店だ。






